| Q. | 住宅用太陽電池には、単結晶と多結晶があるが、その違いは? |
| A. | 珪石(けいせき)中に含まれる固体のシリコンを溶かし、冷やして固めたものが結晶シリコンです。固める方法により、1つの大きな結晶からなる「単結晶」と多数の小さな結晶からなる「多結晶」に分かれます(単結晶は氷砂糖、多結晶は角砂糖のイメージ)。多結晶は単結晶と比較して、製造コストが安い反面、結晶と結晶の境目で抵抗が発生するため、発電効率では若干劣ります。ただし近年では研究が進み、多結晶でも単結晶に遜色のない発電効率を得ることができます。 |
| Q. | 太陽光発電システム設置による効果は? |
| A. | 太陽光発電による発電量や、省エネ機器との最適の組み合わせで、光熱費を少なくすることができます。 《主なポイント》 1.自家消費分をまかない、電気料金を削減できます。 2.自家消費以上に発電した分は、電力会社に売ります。 3.時間帯別電灯契約に切り替えることで、さらに電気料金を節約できます。 4.お客様(ご家族)自身が節電意識を高めることで、平均約15%の節電が可能と言われています。 (財)省エネルギーセンター「生活の省エネルギー」より |
| Q. | 平均でどのくらい発電するの? |
| A. | 南面3.6kWの太陽光発電システムで、年間予測発電量は約3,600kWhです(全国平均:1kWあたり約1,000kWh)。なおこの数値は、①地域/季節/時刻/天候等による日射強度の変化 ②設置角度/温度上昇/ガラス面の汚れによる損失 ③回路/パワーコンディショナーによる損失等 を差し引いています。 |
| Q. | 一日の中で、いつが一番発電するの? 天候によってどの程度発電量は変わるの? |
| A. | 一日の中で、もっとも発電量が多くなるのは、天候にかかわらず昼12時ごろです。また天候による発電量の違いは、快晴:100とすると、曇り:約40~60、雨:約12~20となります。 |
| Q. | モジュール(パネル)の設置方向で、発電量は違うの?? |
| A. | 方位によって発電量は変わります。 南側を100%とした場合、下図のようになります。 ![]() 北面は発電量が大幅に低下するため、おすすめしていません。 |
| Q. | 太陽光発電システムの操作は難しいの? |
| A. | 基本的には自動運転なので、日々の操作はいりません。太陽電池モジュールに光が当たると運転を開始し、光が当たらなくなると運転を停止します。運転状況(発電量など)は、モニター表示で確認することができます。ただし停電時は、自動的に運転を停止します(法律で決まっているため)。その際は自立運転モードに切り替え、非常用電源として使用することができますが、ボタン操作によってモード切り替えが必要です。 |
| Q. | 季節によって発電量は変わるのですか? |
| A. | 発電量は、日射量と温度の影響を大きく受けるため、季節によって変化します。日射量が多いほどたくさん発電しますが、日射量は夏に多く、冬には少なくなります。またモジュールに使用している結晶シリコンは、外気温が1℃上がると発電効率が約0.5%低下し、逆に外気温が1℃下がると約0.5%上昇します。地域によって条件が異なるため、一概には言えませんが、大阪の場合、5月が最高の発電量となります。 |
| Q. | 電卓などに使われている太陽電池と住宅用は違うの? |
| A. | 電卓用に使用されている太陽電池は、「非結晶系アモルファスシリコン太陽電池」というもので、住宅用で使用されている「結晶系シリコン太陽電池」とは別物です。 《結晶系シリコン太陽電池》 単結晶または多結晶シリコン基板を使用したタイプで、発電効率や信頼性の面で優れています。限られた面積で、できるだけ大きな電力を必要とする住宅用では、このタイプが主流となっています。 《非結晶系アモルファスシリコン太陽電池》 ガラスなどの低価格基板の上に、薄膜状にアモルファスシリコンを成長させて作る太陽電池で、発電効率や信頼性の面で、結晶系シリコンに劣ります。その反面コストが安いため、大きな電力を必要としない電卓等に広く利用されています。 |
| Q. | 発電した電気を貯めておくことはできますか? |
| A. | 太陽光発電システムに、蓄電機能はついていません。別途取り付けることは可能ですが、現時点では、蓄電池はコストが高く寿命が短いため、一般には普及していません。今後コストが下がる可能性はありますが、蓄電システムは回路自体に抵抗があるため、蓄電した電気を100%使用することはできません。それよりは、余った電気を電力会社に売ったほうがロスがないと考えます。 |
| Q. | システムの耐久性、寿命は? |
| A. | モジュールの寿命は、「20年以上」と発表されています。モジュールを構成しているガラス・セル・樹脂板はそれ以上の寿命が期待できますが、アルミ製外枠(アルミサッシと同じ材質)の寿命にあわせて「20年以上」とされています。ただし、寿命は設置地域の環境に大きく左右されるため、海岸周辺の塩害地域では、短くなる可能性があります。その地域で使用されている、アルミサッシの寿命と同程度と考えてください。その他の機器は、設計寿命が10年程度の部品が使用されています。特にパワーコンディショナーは電子機器ですので、10年を経過すると故障の可能性が高くなります。ただし機器全部を交換することは稀で、ほとんどの場合は、部品交換で対応できます。 |
| Q. | 4kWのシステムで、なぜ4kW使えないのですか? |
| A. | システムの定格出力は、理想的な晴天時の最大発電量です。「定格出力 = 実験上の数値」と考えていただいて、問題ないと思います。しかし実際のシステムは、次のような損失があるため、定格出力(最大発電量)の約70%程度となります。 1.パワーコンディショナー(接続箱)による損失・・・約10%以下 2.配線・受光面(モジュールのガラス面)の汚れによる損失・・・約5%以下 3.モジュールの温度上昇による効率低下・・・約10~20%以下(季節変動あり) |
| Q. | モジュール変換効率とは? |
| A. | 太陽電池に入射した光エネルギーを、どれだけ電気に変えることができるかを示す性能値のことです。変換効率が高いほど、太陽エネルギーをより多く電気に変えることができます 《セル変換効率15%とは・・・》 太陽エネルギーは、1㎡あたり1,000Wのエネルギーがあるといわれています。このエネルギーを、1㎡の太陽電池モジュールに当てたとき、そのモジュールが150Wの電気を作り出したとすれば、モジュール変換効率は15%となります。 |
| Q. | モジュールが汚れたら、掃除する必要があるの? |
| A. | モジュールにゴミや埃、砂埃等がつけば発電量が3~5%程度低下することがありますが、雨風で洗い流されると、元の状態に戻ります。一般の住宅地区では、汚れは降雨で流されるため、掃除の必要はないと考えてください。また、木の葉や鳥の糞等が部分的に付着しても、発電量が大きく損なわれることはありません。ただし全面に付着してしまった場合には、降雨だけでは流されないため、清掃が必要になります。 |
| Q. | モジュールが壊れた場合、修理は可能ですか? |
| A. | 万一、モジュールの一部が破損した場合、破損したモジュールが接続されている系統(回路)の発電は、停止します。その場合、破損したモジュールを交換すれば、元の状態に戻ります。 |
| Q. | 停電したときは使えますか? |
| A. | 商用電力系統と連系している場合、停電が発生すると自動的に運転を停止します。これは商用電力系統を保護するための機能で、法的に決められたものです。そのため一時的には使用できなくなりますが、自立運転モードに切り替えることで、専用コンセントから最大1,500Wまで使用することができます。発電量は天候に左右されるため、負荷の大きい機器を使用することはできませんが、携帯電話の充電や、短時間のテレビ・ラジオの視聴などに利用できます。 |
| Q. | 雷が落ちることはないのですか? |
| A. | 過去30年間に太陽電池に直接落雷した事例は、きわめて稀です。一般の屋外設置の電気機器でもごく稀に被害を受ける例もありますが、これらは直接の落雷ではなく、間接的な誘導電流が流れることによって受ける被害です。一般住宅用として屋外に設置されている他の機器同様、太陽電池だからといって落雷を受けやすいという理由はありません。落雷の懸念が全くないとはいえませんが、それ以上に誘導電流による被害のほうが可能性が高いといえます。よって太陽光発電システムとしての落雷対策は、回路内にサージアブソーバー(避雷素子)を設置して、誘導電流による被害を食い止める策をとっています。 |
| Q. | 重たいシステムを屋根に設置して大丈夫? |
| A. | 3.2kWシステム(ND-160AV 20枚)のシステムで、架台も含めて約350kg、設置面積約23.1㎡(約14畳)になります。よって、1畳あたり約25kgの荷重となります。350kgといえば、成人男性約5人分です。成人男性5人が屋根の上に上がって、つぶれる家はないと思います(そんな家だと、大問題です!)。そのうえ広い面積に分散して荷重がかかるため、重量に関して心配は無用です。かつて数多く設置されていた太陽熱温水器は、水が満タンの場合同じぐらいの重量になります。ただしこちらは、設置面積が約2畳分であり、これと比較してもいかに太陽光発電システムが、重量の面で問題がないかがわかると思います。 |
| Q. | 風・台風に対する対策は? |
| A. | 屋根への取り付け強度は、風速60m/s に耐えられるよう設計されています。沖縄諸島など更に強度が要求される地域、塩害対策が必要な地域には、それぞれ専用のモジュール、架台が用意されています。ただし、シャープ指定の取り付け方法が必須であり、IDカードを持った施工士による施工をお願いします。 |
| Q. | 雹(ひょう)でモジュールが割れることはありませんか? |
| A. | モジュールのガラス面は、JIS規格(1mの高さから227g直径38mmの硬球を落下させ、これに耐えること)に適合した、約3mm厚以上の強化ガラスを使用しており、雹で割れることはまずありません。耐衝撃性能は通常の屋根材と同等と考えてください。 |
| Q. | 屋根勾配(傾斜角)によって発電量は異なるのですか? |
| A. | 地域によって異なりますが、傾斜角は30°前後が理想です。傾斜角は小さすぎても、大きすぎても発電量は少なくなります。傾斜角20°の場合、30°に比べて約2%程度低下します。 |
| Q. | 設置高さ制限はありますか? |
| A. | 「住宅用」システムでの設置高さは地上13mまでです。これより高い場所は、「産業用」のシステムでの対応となります。 |
| Q. | 雨漏りの心配はないの? |
| A. | ダムの止水用にも使用されるブチルゴムを用いて、防水対策を行っています。屋根材に応じた設置方法が確立されており、手抜き工事でない限り、漏水の心配はありません。また施工は、シャープの研修を受講し、試験に合格した施工士しか行えません。各施工士個人に対してID番号が与えられており、身元が明らかになっています。そのため「手抜き工事 = 社会的信用の失墜」となり、悪質な業者は排除されるシステムとなっています。 |
| Q. | 補助金について教えてください。 |
| A. | 平成23年度の国からの補助金が、平成23年4月12日より開始されました。募集期間は、平成23年4月12日~平成23年12月22日となっています。今年度は、1kWあたり4.8万円の補助金が支給されます。ただし細かな条件がありますので、詳しくはお問い合わせください。また各地方公共団体が独自に実施している補助金もありますが、国からの補助金を受けた場合には支給されない場合等があるため、こちらも合わせてお問い合わせ願います。 |
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